秋の深まりとともに、No.12 Kashima Fan Zoneにまたひとつ物語が刻まれた。
風は冷たく、夜は長く、季節は静かに冬へ向かおうとしていた。
けれどその日のNo.12には、確かに“火”が灯っていた。

PLANT COAST——第五章。
音楽とサウナ、食とカルチャー、人と土地が交差し、
鹿嶋の夜が新しい角度で息をする日。

心を揺さぶる“声”と“リズム”

今回のスペシャルゲストアーティストには、【MION】と【RAFUU】が登場。

MIONは、その心の深層を揺さぶるような柔らかく透明な歌声で、夜空に染み入るようなライブを披露。繊細かつ力強いステージは、来場者の胸にそっと火を灯しました。

一方、RAFUUは独特のフロウと情熱あふれるリリックで会場のボルテージを一気に引き上げ、“音楽でととのう”という体験を体現。まるでサウナの熱波のようなステージが、空間を包み込みました。

さらに、熊本から【BLACK NINJA SOUND】が駆けつけ、ラガでエネルギッシュなグルーヴを炸裂。そして【DJ KIYOSHIRO】のプレイで、No.12の夜がリズムで満ち溢れました。

街と文化をつなぐ「まちぐるみの祝祭」

当日は、地元のキッズダンスチーム【cady crew】が元気いっぱいのショーケースを披露。音楽だけでなく、家族連れでも楽しめる空間に。

サウナエリアでは「騒-Sou」「黙-Moku」での特別アウフグースを実施し、音楽とサウナの“熱”が交錯する独自の体験を創出。

さらに、【checkmark】による古着マーケット、【NAGITO fr Gentleman barber】のカットブース、【SEnR1】によるライブペイントなど、カルチャーとコミュニティを感じられるコンテンツも満載。TRUTH & JUSTICE SOUND SYSTEMによる本格サウンドシステムが、空間全体を美しく演出しました。

次回開催にもご期待ください。

音が、人をつなぎ、まちに息吹を吹き込む。
PLANT COASTは今後も、鹿嶋というフィールドから、“ととのい”と“文化”の新たな可能性を発信していきます。

次章もどうぞお楽しみに。